好きな本の話(喫茶ドードーのシリーズ)

この秋、メンタルがだるくてたまらないけれど、

そこから逃げるように手に取った本。


『こんな日は 喫茶ドードーで 雨宿り。』

 


実は少し前に読んだ本の、シリーズものです。

『今宵も 喫茶ドードーの キッチンで。』

 

少し前に手に取ったときも、何かから自分を守りたかったような、そんな感じで

 

何しろこの表紙。

 

このアップルパイを見ただけで、なんだかジワッと来て

読んでみたらほんとうに優しい、あたたかい本でした。

 

半分ファンタジーのような、ふんわりとした空気の中で

実に現実的な傷の痛みが描かれます。

 

最後には、私を苦しめるものが何にもなくなって解決!

なんてことはないんだけれど

このままの自分で、明日からまた歩いてみてもいいかな

って思える感じのお話です。

 

あれからしばらく、本自体もあまり読んでなかったのですが

久しぶりに書店をブラブラしていたら、

この桜あんパン。

 

今はもうないのだけど、

喫茶ドードーみたいなお店が私にもありました。

適度に気にかけてくれて、適度に放っておいてくれて・・・


自分が遠くに引っ越してしまったし、

お店自体ももう閉店してしまった。


ドードーは、足が遅くて絶滅したんですよね。

さみしいなぁ。

 

あや