コンサートの感想

こんにちは、あやです。

 

金曜日にコンサートに行ってきました。これ

 

その感想を書こうと何回かトライしたのですが

言葉にするのがとても難しい。

すごくよかったので…

 

言葉にすると、その言葉の範囲内に

自分の気持ちが加工されちゃいそうな感じがするんですよね。

でも言葉にしないと、人には伝わらないし

自分の中でも、薄れていってしまうような気がするのも事実。

 

 

 

会場となった『東京カテドラル聖マリア大聖堂』というところは

カトリックの教会の礼拝堂で、

後ろにパイプオルガンがあり、天井があっというほど高く

人の声、身じろぎ、紙のこすれなど

様々な音がザワザワ、フワフワと残響する空間でした。

 

外から見ても、中に入っても

目に飛び込んでくる色は圧倒的に濃灰色であり

個人的には何だか追い詰められるような感覚がありました。

 

 

ヴァイオリンの音から一番感じたのは光、

透明な輝き

 

それから夜のにおい

天使の羽が起こす風

どこまでも続く階段と扉

人間のままならなさ

 

しずけさ

つめたさ

いとしさ

やわらかさ

私の鼓動を速めるもの

 

何かを積極的に供されたというより

彼の作り出している世界に浸かった

みたいなコンサートでした。

 

とてもよかったなぁ…

 

 

大聖堂の残響時間は本当に長く

(ある程度は予想していたのですが上回った)

最初は聴こえる音がありすぎて少し混乱しました。

それがいつのまにか気持ちよく飲み込まれていたというか

何もかもが私を揺さぶってくるような、大きな渦の中に放り込まれたような

心地よい感覚に包まれていました。

 

難しいことはわからないですが

あの残響を使いこなして効かせてきた

繊細さと技術力はきっとものすごいものだと思います。

はぁ…

 

 

感じたことの半分も表現できてない気がしますが

本当によかった。

聴きに行けてよかったです。

 

あや